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HowTo企画 投稿HOW-TO

『ステップアップ演出技法』

★ ステップアップ演出技法 Part2 ★


ノベルゲームにおける演出技法、第2回目です。
今回も第1回目と同じく、ごく簡単な方法を紹介します。 第一回目はこちら




◆画像で作る文字演出

■文字表示の方法はひとつじゃない■

「大声を出す時、フォントサイズを一時的に大きくする 」など、
音楽を流したり立ち絵を動かしたりするだけでなく、文字もまた
ノベルゲームにおける演出の材料になりうることは前回に触れました。

文字とは普通、作者の打ち込んだものがメッセージウインドウ上に
表示されているものを言いますが、もうひとつ「背景画像」としての
文字表示の手法があります。

■実例■


ホラー系のゲームでよく見そうな背景ですね。
不意打ちでこういうものを出すと、プレイヤーはかなりビビリます。
ノベルゲームのパイオニアである「弟切草」においても、ヒロインの名前が
崩れた赤文字で大きく表示されるシーンがありました(ちょっとうろおぼえ)。


こちらはサスペンス系、殺意を覚えたような時に使えそうな背景。
ザザ、とノイズを混じらせ、文字を見えにくくすることで
徐々に浮かび上がる殺意を演出しています。


拙作より引用ですが、アクション系で必殺技を出すシーンにも効果的です。
この画像は必殺技のすごさを見せるというよりも、ただのギャグなのですが、
いずれにしろ普通の文字表示にはない迫力(?)があるかと。




◆どうやって画像を作るか

■フリーソフトを使おう■

これらの画像を作るのに、フォトショップなどの高額ソフトは必要ではありません。
絵描きさんがサークルにいるなら、そういったソフトを持っているでしょうから、
その人に一任するのもよいと思いますが、
私のようなシナリオライターだけの個人サークルなどの場合、
ネット上で無料ダウンロードできるフリーソフトで充分です。

■いろいろ試して使いやすいのを選ぼう■

私はLOGO!(ベクターに飛びます)というフリーソフトを愛用しています。
その名のとおりロゴ画像作成が本来の用途ですが、こうした応用もできます。


操作方法はいたって簡単で、縁や影をつけたりはもちろん、
文字を斜めにしたり壊れた感じにしたりするエフェクトもかけられます。
例に出した背景のノイズも、一発操作で簡単にできます。

こうしたソフトはたくさんあるので、いろいろ試して自分に合うのを見つけるといいでしょう。




以上、作るのも使うのも簡単な「文字画像演出」でした。
ただしこれらの演出は、ここぞという時に使うのがいいと思います。
何事もやりすぎは逆効果になってしまうということで。


文責:アライコウ(Project Lips


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