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第三回:同人ソフトにおけるパッケージデザイン(1)

一ヶ月経つのは早いですね…。というわけで『なるべくお金をかけずにデザインをしてみようの会』第三回目でございます。

今回は予告ではロゴデザインの第二回目をやるはずだったのですが、あまりに突っ込みすぎた物になってほとんどの方を置いて行きそうになったという事で、予定変更をさせていただきました。

というわけで、今回は同人におけるパッケージデザインにつきまして、ちょっとさわりの部分の話をさせていただければと思います。次回と1セットになっておりますので、パッケージデザイン関連にご興味をお持ちの方はぜひともご覧下さいませ。


■パッケージは顔

今更言うまでもない事ですが、ゲームにおいてパッケージは顔のような物です。これがショボいとソフトそのものの前評判が低くなったり、ショップでの扱いも悪くなったりと良い事がさっぱりありません。

その方策として、ロゴデザインの方法を前回、前々回とお話しして参りましたが、ロゴだけではなく、その他の文字情報の置き方や絵の配置につきましても、実に色々と外してはいけないポイントがあるのです。


■空間を埋める、もしくは空ける

これはイラストにも痛じる部分があるのですが、上手いパッケージには、ムダな空間の空けや、逆に詰まりすぎていたりといった事がほぼありません。

イラストの段階でこれが完璧に出来るのが本来理想ではありますが、なかなかそうはいかないというのは皆様も経験があると思います。

そこで、ロゴや文字情報でその空間をうまく埋めていき、全体的に見てバランスがいいように調整していくのです。背景の無いパッケージイラストの場合は、デザインの段階でパターンを敷き詰めたり文字情報を飾りにしたりして、この埋め合わせをしていきます。

イラストそのものに自信がある場合には、あまりデザインで装飾はせず、白/黒バックにキャライラストとロゴを小さく、ぐらいにしておくだけでも見栄えがあります。いつも過剰にデザインをするのではなく、上がったイラストに対して最善を、という事を頭に置いておくようにするといいでしょう。


■イメージカラーを決める

パッケージデザインをする際、文字色や背景色をバラバラにしないためにも、イメージカラーを決めておくといいでしょう。この辺りはロゴとの絡みもありますので、ロゴに合ったイメージカラーを決め、その色を文字や背景に反映させていけば、統一感のあるデザインになるかと思います。

また、 イメージカラーは1色にこだわる必要はありません。メインで使う色に加え、バランス良くサブの色を配色すれば、バランスの良さに加えて目を引くデザインにする事が可能になると思います。


■使用フォントを絞り込む

上記のイメージカラーに合わせて、一つのパッケージ内で使用するフォントの種類を絞り込むと、これも統一感に繋がり、いい効果 を得る事が出来ると思います。

ただ、読みにくいクセのあるフォントだけをメインで使ってしまうと(金文体とか)、これもまたバランスが悪くなってしまいますので、カッコのいいフォントはキャッチや大きい文字情報だけにして、あとは読みやすいノーマル系のゴシックや明朝などでフォローするといいでしょう。




■大小のメリハリを大事にする/字間にも気を配る

使用する文字の大きさですが、第一回でもお話ししました通り、大小のメリハリをつけ、字の間隔一つ取ってもきちんとした処理をするようにしましょう。ここできちんとした仕上げが出来るかどうかによって、最終的な仕上がりが大きく変化します。


■まとめ

ちょっと今回は予定変更でパッケージデザインについてのさわりの部分をお話し致しました。次回は先にも書きました通 り、パッケージデザインの続きをさせていただきます。

内容としては、上に書きましたポイントを、作例を交えながらおさらいしていく予定です。丁度夏コミの入稿には間に合う頃ですが(笑)、少しでもご参考になれば幸いです。


半端マニアソフト:木緒なち

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